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子育て悩み

子育てに悩むあなたへ・中学生男子と向き合うために…

「子育てに悩みはつきものだ」

と、世間ではカンタンに言われますが、実際に子育てをしている私たちにとって、この尽きない「悩み」は時に精神的なダメージとなります。

 

私は、子育て真っ最中で、我が子の中には中学生男子もいます。

つまり、みなさんと同じ悩みを持つ母親です。

と同時に、学習機関を運営する仕事をしていますから、同世代のお母様方から相談を受ける立場でもあります。

 

今回は、私がこれまで相談を受けてきた事例や、自分の子育ての経験から、中学生男子との向き合い方について一緒に考えていきましょう。

 

中学生と親の関係は…?子育ての羅針盤

皆さんは、今、何に悩んでいますか?

男子中学生の親御さんから相談を受ける内容には、次のようなものが多くあります。

 

  • 話をしてくれなくなって、何を考えているかわからない。
  • 友達と出かけると、どこで何をしているかわからない。
  • 中学になった途端、勉強についていけなくなって心配。
  • 宿題や試験勉強をしているのかどうか、把握できない。
  • 夜遅くまで友達とLINEをしていて、トラブルに巻き込まれないかどうか心配。
  • 私の言うことはもう聞いてくれないので、主人に注意してもらいたいのに、主人が思うように動いてくれない。

 

最後の案件は、親子関係ではなく、夫婦間の問題ですが、お母様にとっては「子育ての悩みの一部」となっています。

総じて見ると、相談内容は一方向。

 

「我が子が道を踏み外さないために、私の力で何とかできることはしてやりたい」

 

という、親御さんの強い愛情と、正義感に起因しています。

こういったご相談を受けたとき、私が必ず使う言葉があります。

古くから使われている「子育て四訓」です。

 

「乳児は

 しっかり肌を離すな

 

 幼児は

肌を離しても手を離すな

 

 少年は

 手を離しても目を離すな

 

 青年は

 目を離しても心離すな」

 

中学生は、少年から青年へと変化していく、本当に微妙な時期です。

手を離し、次は目を離す頃合を見極めなければなりません。

目を離したとき、私たちはどうすべきなのでしょうか?

「心は離さない」…この言葉が、まさに今の私たちのあり方です。

 

子育て四訓」は、いわば子育て中の親御さんにとって、羅針盤となる存在です。

 

この「子育て四訓」から、今、あなたが感じ取れることが何かありますか?

我が身を振り返ってみて、心がチクリと痛むことが、少しはあるかもしれませんね。

その痛みと、まずは向き合ってください。

 

多くの場合、親は子供に対して多干渉になりがちです。

男の子にとって、この親御さんの行動は「ウザい」以外のナニモノでもありません。

この干渉は愛情からくる行動なので、頭ごなしに「やめてください」とは言いません。

正しく友達と付き合うためには、SNSなどの利用に関して、ある一定のルールを設けることも必要です。

 

しかし、ルールさえ設けてしまえば、あとは「一歩引いて見守る」ことにトライしてみましょう。

 

「見守る」ことは、言い換えれば「子供を自由に泳がせる」ことなので、最初は勇気が必要でしょう。

ですが、あなたが育てた子です。

信じてみましょう

あなたが子供を信じることで、子どもの中にもあなたに対して、「裏切ってはいけない」という気持ちが生まれます。

 

子供が出かけるときには、

「いってらっしゃい。気をつけてね」と、

「おかえり」

 

だけ言って、ほかの言葉は飲み込みましょう。

上級者の方には、

「いってらっしゃい。楽しんでおいで」

と声をかけるように勧めています。

この言葉の裏には、「あなたを信じてるよ」というメッセージが隠れています。

そして不思議なことに、この隠れメッセージは、子供の心に届くのです。

 

帰ってきた時には、いつもと少し違った子供の表情が見られるかもしれませんね。

 

性と生・子供と向き合い、自分とも向き合う

中学生男子の親として、特に気をつけていきたいのが「性」についての伝え方です。

皆さんは、子供と「性」について話し合う機会はありますか?

そもそも、あなたは「性」をどのように捉えていますか?

 

情報が飽和状態である現代社会の中で、私たちは間違った情報から子供達を守っていかなければなりません。

その労力は、私たちが子供だった20~30年前までと比べると、およそ600倍必要だと言われています。

 

あなたのお子様が小さかった頃、こんな質問をされたことはありませんか?

 

「僕はどうやって生まれてきたの?」

 

この質問、あなたはどう答えてきましたか?

また、今お子様に質問されたとしたら、どう答えますか?

 

私は、性教育は学校ではなく、家庭でしっかり伝えていくべきだと思っています。

といっても、教科書や図鑑で説明しながら、学校がするような教育をしろ…という意味ではありません。

 

家庭の中で、性に関する質問が出たときに、親である私たちが真摯に向き合うべきだ…という意味です。

 

中学生になると、第二次性徴期を迎えますから、心身の変化について、伝えていく機会が増えます。

そこをスルーしないでください。

聞かれもしないのにこちらから突っ込む必要はありませんが、不安がないかどうか、時々それとなく水を向けてあげましょう。

そして勇気を出して子供が聞いてくれたとき、

 

「学校で教えてくれるわよ」

とか、

「なんで今そんなこと聞くの?」

という答えは、極力やめてください

 

伝えるのが難しかったり、恥ずかしかったりするかもしれません。

勇気がいるかもしれません。

 

そんなときは、その気持ちをそのまま伝えればいいのです。

自分の「恥ずかしい。言いにくい。どう伝えればよいかわからない。誤解を生みたくない。変な目で見られたくない。」という、様々な気持ちから逃げずに。

 

「お母さん(お父さん)も、上手く伝えられるかどうかわからないけど…」

と付け加えるのも良いでしょう。

 

「でも、とても大切なことだから、ちゃんと聞いて。」

と前置きするのも良いでしょう。

 

性に関するお話は、これから大人になる子供たちが、心から愛する人と出逢い、未来に大切な生命のバトンをつなぐために、とても大切な内容です。

「いやらしい」とか、「変に興味をもたれても困る」という気持ちが先行するかもしれませんが、親である私たちが、まず、意識を変えることが第一ではないでしょうか。

 

子供を大切に思うなら、逃げずに伝えていきましょう。

 

そして、親御さん夫婦が、互いに大切に想い合う姿を見せていきましょう。

正しい性知識は、温かい家庭環境で育まれていきます。

 

健全な精神は健全な〇〇〇からできている

健全なる精神は、健全なる身体に宿る

という言葉、誰もが一度は聞いたことがあるでしょう。

 

ローマの詩人、ユウェナリスの詩の一節から派生したものですが、私はこの一節を、少し変えて保護者の方々にお伝えしています。

 

それが

「健全な精神は、健全な食べ物からできている」

です。

 

「ナニ?それ」

というセリフが聞こえてきそうですが、これにはちゃんとした理由があるのです。

 

結婚する時に、女性なら一度は聞かされたことがある言葉が

「男は胃袋で掴め!」

この意味は、みなさんわかりますよね。

 

子供も同じです。

温かい家庭で、お母さんやお父さんが作った栄養バランスのとれた食事を、家族みんなで食べる。

食べ物に関する記憶は、人間の中に強く、濃く、長く残ります。

食事の内容は覚えてなくても、その時の雰囲気、美味しそうな匂い、みんなの笑顔…

この温かな記憶は、子供たちの心にこう語りかけます。

 

「自分には、心の拠り所がある。帰る場所がある。」

 

健全な食卓の風景・食生活は、心を健全に育んでくれます。

中学生になると、子供は部活動や学校行事、塾などで忙しくなり、食事の時間が家族とは合わなくなります。

でも、できるだけご家庭の手作りのご飯を食べさせてあげてください

 

共働きだと、なかなか大変かもしれません。

料理が苦手な人にとっては、けっこう厳しい話かもしれません。

しかし、子供の豊かな心を育むためには欠かせないものですから、努力していきましょう。

 

子供たちの未来のために…

皆さんは、我が子の「今」の対応に悩むことが多いかと思います。

多方面に相談をされる方もいらっしゃるでしょうし、ひとりでじっと考える方もいらっしゃるでしょう。

 

悩みを相談に来られる方は、ほとんどが女性です。

異性の我が子の扱いがわからず、ほとほと困り果ててる…

という方が多く、中には面談中に泣き出すお母様もいらっしゃいます。

 

みなさんの中にも、同じように悩まれている方がいらっしゃるでしょう。

自分が子育ての壁にぶつかったとき、少し冷静になって、遠くを見据えてみてください。

 

昨日、息子が蹴って空いた、壁の穴を見つめて途方にくれていても、何も生まれません。

乱雑に脱ぎ散らかした衣服をガミガミ言って片付けても、馬耳東風です。

 

彼もまた、悩んでいるのです。

自分の気持ちを持て余しているのです。

 

子育てには時期によって必要な役割があります。

思春期の入口までは、手を引いて見守ってくれる母性的な役割の人

思春期に入ってからは、後ろでしっかり見守ってくれる、父性の役割を担う人

あなたがもし、シングルであっても、どの時期にどの役割が必要かがわかっていれば、演じ分ければいいのです。

 

今の彼らは、心と体の成長の過程で、友達との関わりや学校の勉強の中で、大きく揺れ動いています。

自分の価値観や、周囲の反応を見比べて、自分の在り方を模索しています。

不安で、不安定で、でもそれを素直に言えない男子中学生。

そんな彼らも、いつか大人になり、あなたと同じように家庭を持つ日が訪れるでしょう。

 

その時に、伴侶を愛し、子を愛し、家庭を守れる男性であってほしい

 

そう思いませんか?

子育てには、正解はありません。

何が正しかったかなんて、後にならないとわからないのです。

後になったって、別の方法が試せるわけではありませんから、結局は今できることをしていくしかないのです。

 

今あなたが、中学生の我が子にできることは

「信じること」と「見守ること」

 

つい、口出ししたくなった時の気持ちを抑える、魔法のような絵本があります。

 

『ラブ・ユー・フォーエバー』,ロバート・マンティ作,岩崎書店

ラヴ・ユー・フォーエバー

 

男の子を育てている、すべての保護者の方に贈る、素敵な絵本です。

読める方は、ぜひ原書の英語バージョンを読んでください。

日本語よりも更にダイレクトに想いが響きます。

 

もう一冊。

男の子の殻を破る瞬間を、端的に描いた絵本をご紹介します。

『たまごにいちゃん』,あきやまただし作,鈴木出版

 

自分の意に反して、自分の殻を破るハメになった男の子の表情がとてもわかりやすく描かれています。

 

どちらも絵本ですが、どんな分厚い育児書よりも、あなたの子育てのヒントになってくれるはずです。

 

まとめ

中学生男子と向き合うためには…

  • 一定のルールを決めたら、それ以上は干渉しすぎない
  • 信じて見守る
  • 性について、下手でもいいから自分で語れるようになる
  • 子供の質問から逃げない
  • でもこちらから口出しはしない
  • 手作りで、栄養バランスのとれた食事を心がける
  • 先を見据えて、今のことだけに翻弄されない強い気持ちを持つ
  • 親御さんが心に栄養を蓄える=読書をする
  • 困った時に相談できる人を確保しておく

 

彼らが素敵な大人になれるように、今私たちができることを、しっかり模索していきましょうね。

大丈夫。

あなたのお子様は、あなたが自分のために悩み、解決しようともがいていることを、どこかでちゃんと感じていますよ。

 

 

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