本を読むことは、読解力をつける上でとても大事なことですが、勉強のために本を読む。と捉えてしまうと、なかなか気が進まないかもしれません。
幼稚園、小学校の頃から読書の習慣がない子にとっては、字の小さい本を読むことが苦痛になるかもしれません。SNSや、テレビで映像を見ている方がよっぽど楽しいと思いますが、読書もしてみると、面白いものです。
難しい内容でなくて良いので、少しずつ読み進めていくと良いです。
読書が好きな子は、中学生という肩書にとらわれず、色んな分野のたくさんの本を読んで欲しいです♪
中学生に読んで欲しいおススメの本ランキング12選!
前半は中学生の今の時期だからこそ、ためになるような、心に響くような本です。
1★『ミライの授業』
著・瀧本哲史 講談社 1650円(税込み)
14歳へ向けた「冒険の書」であり、大人たちが知るべき「教養の書」。
大人が読んでも面白く、10代の頃、この本に出会っていたらどうだっただろう。と強いメッセージを感じる本です。「どうして勉強しなくちゃいけないんだろう?」という答えを19人の変革者・偉人から学んでいく。どんな可能性もある「きみ」は世界を変革していくことができる!と教えてくれる一冊です。
2★『なぜ僕らは働くのか』
君が幸せになるために考えてほしい大切なこと
監修・池上彰 マンガ・佳奈 イラスト・モドロカ 学研プラス 1650円(税込み)
主人公は中学生。都内の中学校に進学後、不登校になり母の実家の広島で暮らすこととなります。そこで仕事の意味や大切さ、「働いている=人の役に立っている」ということについて考えていきます。イラストと漫画が多く読みやすい一冊です。
3★『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?』
著・齋藤 孝 誠文堂新光社 1430円(税込み)
反抗期の年頃に、何か少しでも伝わるものがあるといいな・・と思う本です。「本当の頭のよさ」について、伝え方、考え方の言葉の選び方がとても良いです。頭が良いとは、勉強ができるということだけでなく、適応して応用する力、「生きる力」。この力強いメッセージが中学生に響くといいな~と思います。
4★『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ』
作・アンジー・トーマス 訳・服部理歌 岩崎書店 1870円(税込み)
以前、高校生の課題図書になった本ですが、読んでみる価値のある本だと思います。アメリカの社会情勢を描いた本で、少年が白人警官に射殺されてしまいます。その友人である少女が主人公のお話です。日本との違いをどんなふうに感じるか・・・。心に残る本になると思います。
5★『十四歳日和』
著・水野瑠見 講談社 1540円(税込み)
等身大で読みやすいのではないでしょうか。中学生の日常や揺れ動く感情、青春を感じる内容で4つのお話に分かれています。読書の習慣がある子には少し物足りなさを感じるかもしれませんが、友達っていいな。と思える一冊です。
6★『チャーシューの月』
作・村中季衣 絵・佐藤真紀子 小峰書店 1650円(税込み)
物語の舞台は児童養護施設で、自分とは違った環境で育った子供たちのお話に興味が持てると思います。そして優しさや思いやりに触れることで、素直な気持ちに気付かせてくれるといいな、と思う一冊です。挿絵も多く読みやすいです。
~小説文庫~
7★『蹴りたい背中』
綿矢りさ 河出文庫 495円(税込み)
主人公は高校1年生の女子。自分の感情かコントロールできずに、強がったり、羨んでみたり、または泣きたくなったり、怒ったり・・。その感情の表現の仕方がなんとも独特で、物語の世界に入り込んでしまう本です。史上最年少の19歳で芥川賞を受賞した作品です。
8★『君の膵臓をたべたい』
住野よる 双葉文庫 734円(税込み)
びっくりするタイトルですが、お話を読んでいくとこの意味がわかります。病気の女子高校生と、その子に惹かれる男子高校生。恋愛物かというと、それだけではない物語があります。病気という重いテーマはありますが、女の子がとても明るくテンポよく一気に読めます。感動ありの、読み終えて優しい気持ちになる一冊です。
9★『桜のような僕の恋人』
宇山佳佑 集英社文庫 660円(税込み)
感動の恋の物語です。読みやすく物語の世界に入っていけるので、1日で読んでしまうかもしれません。とにかく「泣ける!」と話題で、映画化も決まりましたね!映像で見る前に、小説から物語の世界に入って欲しいな~と思います。
10★『100年越しの君に恋を唄う』
冬野夜空 スターツ出版文庫 671円(税込み)
タイトル通りの恋愛ファンタジーです。やるからには妥協を許さない、覚悟を決めて大事な人のために行動する。自分にも守りたいものがある。と、読者をそんな気持ちにさせてくれる感動と、自分を励ましてくれるような素敵な作品です。
11★『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
東野圭吾 角川文庫 748円(税込み)
夢をとるか、愛をとるか。現実をとるか、理想をとるか。人情をとるか、道理をとるか。色んな悩みの相談にのる不思議な雑貨店のお話。そして最後には・・・。東野圭吾さんの作品ですが、ミステリー要素はあまりなく、心温まるお話。映画化もされましたが、映像でなく小説の世界で想像しながら読んでいく方が面白いかな。と感じました。
12★『余命10年』
小坂流加 文芸社文庫 682円(税込み)
感動の切ないラブストーリーです。一気に読んでしまうと思います。感動ものの小説が読みたくなったらこれを是非!主人公の本音のメッセージに何度も心打たれます。健康でいることへの感謝を改めて感じさせてくれる一冊です。
中学生に読んで欲しいおススメの本ランキング12選!まとめ
★7~12は小説文庫なので持ち歩きがしやすいです。
学校の休み時間などを使って読むとすぐに読んでしまうでしょう。
気に入った作品から、同じ著者の本を読んでみるのも良いですね!
難しい本でなくても良いのです。
恋愛ものや、ミステリーなど、好きな分野だけを読みたい!というのも構わないと思います。
読書をすることで、その本の世界観に入っていける。
それが、読書の楽しみですので、夢中になれるお気に入りの本に出会えると良いな、と思います。